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水上澄子・幻の作品

最終更新:[2000.11.28]
 水上澄子さんの、雑誌掲載作品ではない,その他の作品の情報です.マンガスクール投稿作品,ファンクラブ会報の作品等,なんでも情報をお寄せください.

まんがスクール投稿作品『ベガ・ハンター』

by K亭ぐりこ [2000.11.28]

掲載雑誌講談社「なかよし」1975年9月号
コーナー名なかよし第65回まんがスクール
受賞なかよし賞
タイトル「ベガ・ハンター」
プロフィール滋賀県 23才 会社員 水上 澄子
前回受賞第46回努力賞
ストーリー両親のいない兄弟の話.兄ゴードンはパトロール隊の司令官に,弟ジョエルはパトロール隊に追われるベガ(宇宙人)の少女エリーノアをたすけ,かくまった...

★K亭ぐりこの感想

 これぞ、幻のデビュー作!

 審査員寸評には、「ていねいで綿密な話づくり、構成が光ります。」、「もつれた糸がほぐれるように、両親の死の謎などが解決されていき、読んでいて気持ちいい。」、「構想と設定にやや問題ありといえばいえますが、話づくりは一級品です。」と、絶賛の言葉が並びます。一時期当掲示板でも話題となった水上澄子先生の魅力のひとつ、話づくりや構成はデビュー前から光っていたんですね。

 全投稿作品への総評のほうには「絵はうまい人は多くても、話作りのうまい人はめったにいない。水上さんはその数少ない一人である。」といったことが書かれていています。

 審査員寸評の「しいて難をあげれば、エリーノアを受け身にえがきすぎていて、わかりにくい。」のくだりを読むと、のちのフェーヴやシャロン、そしてドリスにいたるまでの魅力あふれる女性像はこの寸評が生かされているような気がします。

 絵は小さい一コマを見た限りで判断するのは難しいですが、寸評の「線に描きわけがもっとほしい。」のとおり線がまだあまりうまく描き分けられていないみたいです。

 なかよし賞をとったくらいだから、どこかに掲載されていてもおかしくないはずなのに…。1975年11月にデビュー作として「両手いっぱいの花を」が掲載されているので、それ以前の掲載はありえないと思われます。

 一番可能性があるとしたら、75年10月〜76年5月に発行された「別冊なかよし」でしょう。10/13に別冊なかよし六号というのが発行されています。

 本当に読んでみたい…。でも本当に一か八かです。

 ちなみに1974年10月〜1975年3月あの「宇宙戦艦ヤマト」の最初のテレビ放映がされています。1978年7月の増刊号の漫画家さんの近況報告のコーナー(タイトルは忘れました)に映画版「宇宙戦艦ヤマト」を見に行き大変興奮したとのコメントがありました。その影響がSF作品となってしまったのでしょうか?
(萩尾望都先生の影響かと思ったら、「11人いる!」は少女コミックの1975年9月〜11月号に連載とのことです。)

*まんがスクールが確実に1月1回としたら。第46回は1974年2月になります。


まんが賞受賞作「両手いっぱいの花を」の寸評

by K亭ぐりこ [2000.11.28]

掲載雑誌講談社「なかよし」1975年11月号
コーナー名第10回なかよし・少女フレンド新人まんが賞
受賞入選
タイトル「両手いっぱいの花を」
プロフィール滋賀県 水上 澄子

★K亭ぐりこの感想

 寸評は、「少年たちの心理・行動がじつにむりなく、ていねいにえがきつくされています。めんみつな構成もひかります。」と絶賛です。

 なにもいうことありません。

ホント、この作品がなかったら…です。


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