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太刀掛秀子『ポポ先生がんばる!!』の舞台はここだ!! BY HIT(1999.7.22)


 お便りコーナーでnonさんから、出されていました『ポポ先生がんばる!!』の舞台はどこか、という疑問について、ちょっと考察してみました。

 ポポ先生が赴任した北海道の小さな村(もちろん架空)の場所を特定する、というのは、なかなか出来るものではありません。しかし、作品中にいくつかヒントが隠されていますので、それを頼りに探してみましょう。ヒントとは次のようなものです。

(1) 函館から車でその日のうちに到着する距離である。
(2) 近くに鉄道の駅がある。
(3) 優等列車は札幌が最寄りの駅で、札幌に近くもないが、それほど遠くもない。
(4) 近くに、Hで始まる港町がある。

 (1)は、最初のポポ先生が函館でフェリーを降りて、道に迷ったエピソードから。(2)は、札幌の大学に行っている下宿先の娘さんを駅まで迎えに行ったエピソードから。(3)は、ポポ先生の学生時代の友人(?)を迎えに行ったエピソードから。(4)は、ポポ先生があこがれる颯子(そうこ)さんの恋人の出身地がH町であることからです。

 ここまでは、皆さん、異論はないですね。

 (1)から何が分かるかというと、函館からの距離です。車が1時間に60km走るとしても、8時間で500km近く走ることになります。函館から500kmというと、札幌を通り越して、旭川あたりまででしょうか。

 次に、(2)を飛ばして、(3)から分かることは、札幌よりも本土寄りではない、ということです。

 この中で一番の手がかりは、(4)のH町です。架空の町ではなさそうなこの記述は、私に『ポポ先生の舞台はどこか当ててみてね』という太刀掛先生からの挑戦とも受け取れます。(単なる思い込みかも...)

 で、北海道の地図を探して見ると、意外とHで始まる港町は、少ないことがわかります。なんと、たったの7つしかありません。

町 名最寄駅
(A)渡島支庁松前郡福島(ふくしま)町江差線木古内駅
(B)後志支庁古平郡古平(ふるびら)町函館本線余市駅
(C)留萌支庁苫前郡羽幌(はぼろ)町留萌本線留萌駅
(D)留萌支庁天塩郡幌延(ほろのべ)町宗谷本線幌延駅
(E)宗谷支庁宗谷郡浜頓別(はまとんべつ)町宗谷本線音威子府駅
(F)十勝支庁広尾広尾(ひろお)町根室本線帯広駅
(G)釧路支庁浜中(はまなか)町根室本線浜中駅

 このうち、(A)の福島町は、函館に近過ぎてボツですし、(C),(D),(E),(F),(G)は札幌から遠過ぎますので、ボツです。となると、残るはたったひとつ、(B)の古平町です。

 札幌からの古平町までの直線距離は、70km(私が地図上で測った)しかなく、近過ぎる、と感じる人もあるかも知れませんが、余市から古平町に至る道路は、落石事故でも有名になったとおり、海岸線を縫うつづら折りの道であり、距離以上に所要時間はかかりそうです。

 という訳で、私は、古平町こそ「H町」だと確信しました。

 では、ポポ先生の舞台はどこか、というと、H町である古平町からほど近い、後志支庁のどこかだと思います。古平町と積丹(しゃこたん)半島を挟んで反対側にある古宇(ふるう)郡神恵内(かみえない)村や同郡泊(とまり)村あたりか、もう少し内陸の岩内(いわない)郡岩内町か共和(きょうわ)町あたり、虻田(あぶた)郡倶知安(くっちゃん)町位の範囲内のどこかではないかと思います。


[結論]ポポ先生の舞台は、後志支庁の積丹半島のあたりである。


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