鳥取発特報記事の下らなさ 1997.11.01


例の原稿は10/31日中にポストに投かんしました。早ければ11/5日頃載るかな、というところです。

 私も、あの記事には脱力しました。Niftyの鉄道ファンが直接「鉄道雑誌に境線の特集がありますから、もっと勉強してみて下さい」といい、私を始めとする複数の読者が誤りを指摘しているにもかかわらず、何等新しい発言が出来なかったことは、敵前逃亡に等しい行為で、言論人としては失格です。

 思うに、記者にも悪気はなかったし、新聞社にも悪気はなかったのでしょう。ただ、思いつきで書いて、軽い気持で載せてしまったというのが真相でしょう。新聞社も記者も、己の新聞の影響力の大きさ、活字の重大さを認識していなかったための事件だと思います。

 ただ、その後の処理がまずいために、こんなにこじれてしまいました。JR西労組の抗議の直後に、適切に対処していれば、こんなことにはならなかったハズです。特報で、記者がひと言「取材が甘くて、読者に誤解を与えて申し訳ない。正しい数値はこうです。廃止という選択肢も考えられるという意味の記事でした。」と書けば、JR西労組も納得したであろうし、私も納得しました。

 (私の投稿は、)私の感触では、9:1の割合で載ると思います。新聞社としては、何とか早く火を消したいと思っているはずです。こうした記事をボツにすれば、火に油を注ぐようなものですから、恐くてボツにできないと思います。

 ちなみに、私が日本海新聞をやめたのは、別に不買運動、という訳ではありません。JR西労組とは縁もゆかりもありませんし。他の誰にも勧めていませんし、純粋に個人的な問題です。しかも、この方法を思いついたのは、日本海新聞の不買運動報道で、「そうか、購読を止めるという手もあったのか」と気がついたからです。日本海新聞としては、労組を悪者にして、火を消そうと思ったのでしょうが、あの記事をきっかけに新聞を自主的に止めた人は、結構多いのではないでしょうか。

 (境線以前に、一畑や若桜鉄道の廃止門を提起してもよかったのに、) 若桜鉄道のような「生臭い」話題は、多分「特報」には載らないでしょう。滑走路延長では、境線よりももっと議論が必要な「県道の地中化」(工事費は 100億は下らないと思われる)をさけて通った今回の記事が証明しています。境線という「廃止なんて誰も考えていない」路線だからこそ、シャレで載せてみたのでしょう。

 こうした意味で、最近の「特報」は、当たり障りのない、全く下らない記事です。社説への挑戦、といいながら、社説以下の水準の記事にすぎません。T記者の特報も最近は余り冴えませんし(ネタが無くなったかな?)、そろそろ止めた方がいいのでは、と思います。少なくとも、1面に囲み記事で載せる価値は、まったくありません。