特定郵便局制度


 この「特定郵便局」制度というのは、100年以上前に考えられたにし ては、かなり良く出来た制度です。日本国の近代化のために、全国郵便制度を 一刻も早く構築しなければならないが、国には、お金がない。そこで、地方の 名士(お金持ち)に土地や建物を提供させて、郵便局を運営させ、国家公務員と して任命する。世襲も可とする。というものでした。今でいう「フランチャイ ズ・チェーン」並のウルトラC的手法です。この制度のおかげで、全国津々浦々 に郵便局が張りめぐらされ、日本の近代化に大きく寄与しました。

 でも、田中角栄郵政大臣当時に、無集配特定郵便局を乱増した頃から、特定 郵便局の性格が変わってきました。今では、特定郵便局長組織は、労働組合以 上の政治的圧力団体と化してしまいました。

 私としては、特定郵便局は、公務員の重荷を取って、自由に営業できるよう にした方が、郵便局や地域にとっても、いいのではないかと思うのです。例え ば、田舎や離島の集配局ならば、郵政省だけでなく、宅配便各社の配送を請け 負う、なんてのもいいのではないでしょうか。効率的に配達できて、効率的に 儲けることが出来ます。

 貯金や保険業務にしたって、郵便貯金だけでなく、外国銀行の代理店を兼ね たり、民間生保や損保の代理店を兼ねるのもいいでしょう。何だか、断然郵便 局が便利になりそうな気がしませんか?

By HIT(1998.02.04)