新在直通列車の運用案

最終更新:[2000.7.13]

新在直通列車の設定例

 久留島群一の『新幹線に在来線を併設せよ』には、25m級新幹線車両の幅を小さくし、乗り入れすれば、工事費等も削減できて良いと書かれてありましたが、本当に25m級車両は、車体幅を小さくして在来線に乗り入れができるのでしょうか?

 それが可能なら、4タイプの新幹線車両を導入し、地方の幹線と東京・大阪を直接結びつける方法も考えられるでしょう。

運用面に関して

<のぞみ>

800系(東京-大阪 毎時3本、東京-博多 毎時1本)
800N+800W(東京-鹿児島、長崎(毎時1本))
停車駅
東京、(新横浜)、名古屋、京都、新大阪、(新神戸)、岡山、広島、(小郡)、(新下関)、小倉、博多
800Nは、新下関、博多で分割し、鹿児島、長崎行きとし、東京直行便は2時間に1本を確保する。

<ひかり>

800N+800W
停車駅
東京、新横浜、(小田原)、(熱海)、(三島)、静岡、(浜松)、(豊橋)、名古屋、(米原)、京都、新大阪、新神戸、(西明石)、姫路以西各駅停車
800Nは、新大阪、岡山、新下関で分割し、新宮、徳島、高知、松山、出雲、宮崎行きとし、東京直行便として、各方面2時間に1本を確保する。

<こだま>

(1)東海道 800N+800N
 新大阪発、富山行きと新大阪発、東京行き編成を米原まで併結運転をし、名古屋で編成の増結をする。現在の名古屋行きは南紀・伊勢方面を併結する。
 各駅停車。

(2)山陽線 800NS×3編成〜4編成(山陽新幹線)
 岡山・新下関・博多で分割・併合を行い、徳島・高知・松山・出雲・宮崎・鹿児島・長崎便を1時間に1本程度設定できるようにする。
 なお、「山陽こだま」は新大阪に入らず大阪行きとするようにし、新神戸、姫路で乗り換えができるようにする。

なんというのはどうでしょうかね


HITの意見

 TAGOさん,こんにちは.なかなか具体的な提案ありがとうございます.以下,いくつかの点について,コメントします.

25m車が在来線を走れるか?

 在来線の車両限界を越えなければ,25m車が走ることも可能だとは思いますが,在来線の急カーブを考えると,25m車では,曲線部分のオーバーハング(はみ出し)が20m車よりも大きくなりますから,曲線通過に不利になります.無理に通過しようと思うと,車両をもっと狭くする必要が出てきますし.

 以降の書き込みを見ても,新在直通列車が25m車である必要性はあまりないので,ここは,在来規格の20m級の車両で十分ではないでしょうか.この場合,25m級8両編成は,20m級10両編成となります.

総2階建て8両編成の編成は可能か?

 新在直通列車が新幹線を走行すると,同じ車両長でも定員が減るので,それを補う意味で,併結する新幹線を総2階建てにするのですね.現在,東北新幹線で行われている方法です.

 でも,残念ながら,東北新幹線よりも遙かに昔に開通した東海道新幹線は,規格が古過ぎて,総2階建8両編成は,重量オーバーで走れません.100系にあったように,16両編成中4両の2階建てというのが限界です.東海道新幹線が,地盤を抜本的に強化すれば可能でしょうが,その費用とか,整備期間中の休業の影響を考えると,まず無理だと思います.

米原,名古屋での併結,解結作業は可能か?

 現在の,東海道新幹線のダイヤを見ると分かりますが,パンパンで,この2駅での併結,解結作業はまず不可能です.無理をすれば,米原位はなんとかなるかも知れませんが,ひかり,のぞみを3-4本程度やり過ごさないといけなくなり,相当に遅くなってしまいます.併結,解結なしの新在直通くらいがせいいっぱいだと思います.名古屋駅新幹線ホームを増設(1面2線)すれば可能かも知れませんが...

まとめ

 いくつか批判はしましたが,全体としては,良くできた運用案だと思います.各方面,2時間に1本ずつ,東京行と大阪行が設定される訳で,実現したら,かなりの鉄道利用を喚起出来そうです.ダイヤを引いてみたくなりました.(私,ダイヤを引くのが趣味なんです.)

 問題は,(定員が少ない)新在直通列車の乗り入れを,JR東海が認めてくれるかどうかにかかっていますね.品川新駅開業により,東京口が,1時間12本から15本に増やせるようになった時がチャンスでしょうか.利用者が少なくなりそうな品川止まりの列車を,新在直通列車にすれば,東京行に集中しがちな旅客を分散できて,JR東海としても,メリットがあるかも知れません.


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