就航機材の適正化 By HIT(1997.07.06)


 10月から、出雲-名古屋便が運行される事から、山陰にも、初めてJACのSAAB 340Bという、コミューター機(36人乗り)が乗り入れることになりました。これ で出雲空港に乗り入れる機材は、JetStreemの19人乗りから、A300の300人乗り まで、多彩な6機種になります。

 一方、米子空港に乗り入れている機材は、中日本アエラインサービスのフォ ッカーなんとか(56人)、日本エアコミューター(JAC)がYS-11(64人)、エアーニ ッポン(ANK)がB-737(126人)とA320(166人)だけです。

 出雲に比べて、機材の幅が非常に狭いのが気になります。特に、大きな機材 と小さな機材がありません。

 ただし、大きな機材の投入先は、現状では東京便しかなく、羽田空港の発着 枠が満杯の今、(需要が増えない時点での)機材の大型化は、代わりに便数減と も結び付きかねず、なかなか訴えにくい現状でもあります。(それより何より、 運行会社のANKが、A320より大きな機材を持っていない、という大問題があり ます。早くANAなり他社の参入が望まれます。)

 そこで、狙うのは、小型機材の活用の方です。前項で小松-米子-高知-鹿児 島便の就航を提案しましたが、小型機材による決め細かな路線運行は、今後の 地方空港の活用には、非常に重要になってきます。

 さて、具体的に、路線と機材を検討してみましょう。
1.米子-福岡便 (現状:JAC YS-11週4往復)
 需要の低迷から、毎日運行が無くなってしまったこの路線ですが、1回り小 さなSAAB340Bならば、毎日運行が可能となります。機材を小型化しても、毎日 運行という利便性を取るべきでしょう。好調ならば、朝夕2便運行で、日帰り も可能となります。

2.米子-隠岐便 (現状:JAC YS-11週4往復)
 これも、福岡便と同様に機材の小型化→毎日運行を目指すべき路線です。

3.米子-大阪伊丹(現状:JAC YS-11日3往復)
 元々5往復あった大阪便も、いつのまにか3往復。しかも、搭乗率は年々落ち 込んでいます。対する出雲空港は、ジェット機を混ぜて1日4往復もあり、10月 からは、名古屋便の折り返し運用で、1日5往復に増えます。特に問題なのは、 出雲→伊丹の最終便が大幅にくり下がる事です。現状の出雲→伊丹最終便は、 何と4時台なので、ビジネス客に不評で、松江への利用者も帰りは米子空港を 利用していたものです。しかし、このハンデがなくなると、更に米子空港の利 用が落ち込む可能性があります。

 その対策として、3往復と少ない便数を、機材の小型化(SAAB340B)して、4-5 往復に増やすというのはどうでしょう。そのうち1往復は、関西空港にかつての ように乗り入れるというのも、いいでしょう。YS-11ではペイしなかった関西空 港便も、SAAB340Bならペイするかも知れません。

 元々、大阪-米子というのは、地上交通による距離が短か過ぎて、ペイしにく い路線です。しかし、直行便のない地点への乗り継ぎとしては、是非とも必要 な路線です。乗り継ぎに便利な1日4便程度の便数は、機材を小型化してでも確 保したいものです。

4.まとめ  以上を総合すると、「JACの現在の路線は、すべてSAAB340B化した方がいい」 という事ですね。
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