鹿児島-高知-米子-小松便の実現 By HIT(1997.07.03)


 6/20日のニュースで、名古屋-出雲便の就航が報道されていました。これで 米子空港が出雲空港に持っている唯一のアドバンテージであった名古屋便もイ コールとなってしまい、米子空港にあって出雲空港にない便は全く無くなって しまいました。代わりに、出雲空港にあって、米子空港にない路線は、沖縄、 広島西の2路線です。

 そこで、米子空港の今後にふさわしい新規路線(コミューター路線)として 「小松-米子-高知-鹿児島」便の就航を提唱します。

1.計画の概要
(1)就航路線 小松-米子-高知-鹿児島
(2)就航頻度 毎日1往復(若しくは週3-4往復)
(2)使用機材 SAAB(サーブ)340B 36人乗り
(3)航空会社 日本エアコミューター(JAC)

2.想定ダイヤ

小 松   米 子    高 知  鹿児島
10:10→11:15/11:40→12:40/13:05→14:15

鹿児島  高 知    米 子   小 松
13:05→14:10/14:35→15:35/16:00→16:50

3.路線等の選定理由
(1)コミューター路線であること
 米子空港からは、すでに東京、大阪、名古屋、福岡、札幌といった大都市へ の路線があり、今後はその他の比較的小規模の都市を結ぶ路線しか残されてい ない。したがって、小規模都市との間に、小規模の機材を使って運行する「コ ミューター路線」の活用が、航空路整備の上では、重要になってくる。

(2)経由便であること
 この路線は、2か所を経由し、4か所を結ぶ経由便である。普通、航空路線は、 ポイント・ツー・ポイントの2点間交通であるが、大きな輸送量が見込めない、 中小都市どうしの路線の場合、2点間交通だけで損益分岐点を越えることは、 (機材の小さいコミューター路線でも)結構至難の技である。

 その点、4地点を経由便で結ぶこの路線は、実質的に、4都市間を結ぶ6路線 (小松-米子、小松-高知、小松-鹿児島、米子-高知、米子-鹿児島、高知-鹿児島。 但し小松-鹿児島便は、すでに直行便があるため、競争力はない。)を一挙に開 設したに等しい。その結果、損益分岐点は確実に下がり、単独直行便の約半分 の乗客で採算が取れることになる。

(3)機材の流用が可能である。
 想定時刻は、実は、かなり具体性のある時刻である。というのは、この設定 便は、現行の小松-岡山-鹿児島便の置き換えだからである。小松-岡山は1日2 往復しているが、この「小松朝発夕着」の便は、利用が低調で、乗客0の日も あるようである。運行しているJACとしても、この便のてこ入れは必要と考え ているはずで、経由地を米子、高知に代えるだけで、現状の岡山経由よりはる かに大きな乗客の誘致が可能となる。(なにしろ、5便分の乗客が集まる。)

(4)柔軟な運行が可能である。
 また、毎日運行が採算の面で不安なら、週3-4便の運行とし、残りの曜日は、 今まで通り小松-岡山-鹿児島を運行することも可能である。これに関連して、 小松行と鹿児島行の曜日をずらして、(自衛隊共用空港のため、発着便数制限 が強い)米子空港の1日あたり発着便数を抑えることもできる。柔軟な運行が出 来るため、採算を取るのが、他の単独路線に比べて、非常に容易である。

(5)北陸、山陰、四国、南九州という地域を結ぶ路線である。
 この地域は、どれも高速鉄道網(新幹線)から離れた地域であり、潜在的に航 空路線への需要は高い地域である。しかも、観光地同志という似たような環境 であり、東京から、これらの地域を航空機で回る観光という新たな需要も出る 可能性がある。(それにしては、機材が小さすぎるけど。)

4.運行に伴う経費負担
 このような実験的な路線の運行は、航空会社単独では、難しいかも知れない。 地元自治体の応分の負担は必要と思われる。(但し、需要が立ち上がらない初期 のみで、永久に補助を継続することには、疑義がある。)
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